・ネイティブキャンプの実践発音は効果あり?
・受講するとどんなことが学べるのかな?
・「実践」ってどういうこと? 他の発音クラスとは違う?
・実際に受講した人の体験談を聞いてみたい!
そんな疑問をお持ちの方へ、私が実際に44レッスン受けた体験談をご紹介します!
カナダの英語学校に通っているときに弱点として「発音」を指摘された私。
絶対「発音」を強化したい!
そう強く思った私は、色々な方法を考えました。
カナダ現地でのチューター利用や発音クラス、日本のオンライン発音専門コーチングに発音アプリ、色々な方法を比較検討。
そこで行き着いたのがオンライン英会話。
一番低コストで、マンツーマンで発音コースが何回も受けられる!
8社の発音コースの体験レッスンを受け、コスト面と内容で気に入ったネイティブキャンプ「実践発音」を受講することにしました!
決め手は以下の3つでした!
ポイント
ネイティブキャンプの「実践発音」に決めた理由
① 一つの音を練習するレッスンとは違い、たくさん音読し、たくさん指摘もしてもらえるレッスン形態だったこと。(こういうの探してた!)
② ”24時間受け放題” が売りのネイティブキャンプだったこと。(費用を気にせず回数を重ねられる!)
③ 一つ一つの音のみでなく、リンキングサウンド(音と音のつながり)も学べるレッスンだったこと(やったことなかった!)
講師によって指摘の量が違ったり、レッスンごとに効果の差はありましたが、たくさん弱点を指摘してもらえて練習できました。
苦手な音の改善には、受講後の練習も必要。
でも継続すれば必ず得るものがある。
「毎日レッスンを受けて絶対発音を強化する!!」
と、やる気に満ちていた私が、2か月間、ネイティブキャンプの実践発音コースを44レッスン受けて、実際に得られた効果をお伝えしたいと思います。
◆この記事でわかること◆
① 私が「実践発音」を44レッスン受けて実際に得られた効果
② レッスン中に指摘された単語例やリンキングサウンドの例
(ノートも一部公開!)
③ 実際に受講して感じた「実践発音」の注意点
実践発音に興味がある方は、ぜひ読んでみてください!
公式ホームページはこちら↓
ネイティブキャンプの実践発音とは?
どんなレッスンをするの?「実践」ってどういうこと?
一つ一つの音や発音方法を学んでいくスタイルではなく、各レッスン毎に用意された文章をたくさん音読し、発音を指摘してもらったり、リンキングやイントネーションも練習していくレッスンです。
公式ホームページでは、以下のような方におすすめされています。
出典: 実践発音教材で自己流から卒業|オンライン英会話のネイティブキャンプ (nativecamp.net)
初級30レッスン、中級30レッスン、上級31レッスンの合計91レッスンあり、1つのレッスンは10のセンテンスからなる文章で構成されています。
各テキストはネイティブキャンプホームページの「学習」⇒「教材を見る」⇒「実践発音コース」のページから、会員でなくてもすべて見ることができます。
ホームページはこちらから↓↓
参考に、以下が初級1 (Car in a car wash)の文章です。
出典: [NativeCamp]教材 | 発音実践コース 初級 [1-1 : Car in a Car Wash]
レッスンは以下の流れで進みます!
① 1st Challenge: リーディング
まずは自分なりに音読する。
講師から発音の指摘あり。
テキストでピックアップされているいくつかの単語と発音を練習する。(発音記号の記載もあります。)
② 2nd Challenge: 模範音声リスニング(一文ずつ)
ネイティブの模範音声を一文ずつ聞いて真似て読む。→ 講師が発音指導。
③ 3rd Challenge: 模範音声リスニング(全文)
ネイティブ音声を全文聞いて全文音読する。→ 講師が発音、イントネーション、リンキングサウンド指導。
④ 4th Challenge: タイムトライアル
講師が時間を測り、制限時間内に全文読めるようトライする。
最初の目標は30秒、達成出来たら25秒→20秒とより速く読むことに3回まで挑戦できる。
⑤ 5th Challenge: オーバーラッピング
ネイティブの模範音声を聞きながら、ほぼ同時にかぶせて読む練習をする。(テキストを見ながら読めます。)
⑥ 復習
最後にもう一度心をこめて全文読む。
(その他、指摘のあった単語やランキングサウンドをもう一度練習するなどの復習をすることも。)
何度も音読する機会があり、その都度、発音やリンキングサウンドを指導してもらいます。
ネイティブ音声を聞いて真似るリピート練習やオーバーラッピングも組み込まれており、より自然な英語を意識して読めるようになってきます。
1st Challengeで一番最初に自分なりに読んだ音読と比べ、だんだんステップアップしいてる実感ができるレッスンです。
ネイティブキャンプ実践発音のメリットは?私が得られた効果5選
私は実践発音を受けてよかったです!
私が受けて得られた効果は以下の5つ!
ポイント
① 音読から指摘してもらえるので自分の発音の弱点が知れた
⇒ そこをレッスン後に重点的に練習することで、改善に繋げられた
② リンキングサウンドを学べた
⇒ 英語を話すとき、聞くときにも意識できるようになった
③ イントネーションを学べた
⇒ 英語を話すときに意識できるようになった
④ 英語口の筋トレになった
⇒ 口が慣れて英語が出てきやすいようになった
⑤ 毎回レッスン前に文章をノートに書き、メモをしたので予習復習の習慣化ができた
⇒ 貴重な発音復習ノートが出来てずっと使える
ひとつづつ詳しく説明していきますね!
指摘により弱点が知れた → そこを重点的に練習し改善へ
自分の発音をこんなに指摘してもらえたのは初めて!
数多くの発音コースがある中、この実践発音に決めた一番の理由は指摘の多さでした。
他の発音レッスンでは、その日のターゲットの音があり、その音を含む単語や文章を練習するものが多かったです。
そのレッスンでのターゲットの音を意識して読むので、そのときはできるようになったり (なった気になったり)しました。
でも、実践発音の場合、その日のターゲットの発音はなく、一定量の文章をひたすら音読。
特定の音には意識がいかず、自然に自分から出てくる英語の発音になる。
それを指摘してもらえる。
以下に、実践発音を44レッスン受けて、指摘された単語の一部をご紹介します。
(実際にはもっとたくさん指摘されています。)
指摘された単語の一例
very (berry に聞こえる)
year (ear に聞こえる)
through(trueに聞こえる)
wolf (olfに聞こえる)
education ("du"の音はmore like "ju")
already ("r"と"l" sound を混同している)
cameras ("r" が "l"に聞こえる)
second (最初の"se" の音は少し長めにした方が良い)
area (sounds like "air - ya")
consider ("o" の音を少なめにした方が良い)
Whole (フォールのように発音していたので、hole と同じと言われた)
generation ( tionの音は more like "shin" gena+ray+shinと発音すると良い)
she (”see" に聞こえる)
opportunity (最後の"ty"の音はmore like "d")
何度もレッスンを受けていると、指摘される傾向がわかってきました。
度々指摘されたのは、やはり苦手な"r" と"l"の音や"th"の音。
その他、それまで苦手意識はあまりなかった"y" "w" の音などもよく指導されました。
"she"と "see"の違いなども、指摘されてはっとした音の一つ。
指摘の量と質は講師によって違ったりするので、一回だけではあまり効果を感じられないかもしれません。
でも、継続することで確実に指摘してもらえて、発音の弱点が見えてきます!
一度で終わらず、続けて受講するのがおすすめです。
リンキングサウンドを学べた → 意識できるように
「リンキング」って何??
実践発音を受けるまで、私はあまりリンキングを意識していませんでした。
「リンキング」とは、音と音のつながりのこと。「リエゾン」とも言います。
単語の最後の音と、その後の単語の最初の音がつながって、連結音となります。
敢えてカタカナ表記で例を挙げてみます。
例)
and a = 「アンド ア」 ではなく 「アンダ」
can I = 「キャン アイ」 ではなく 「キャナイ」
thank about = 「シンク アバウト」 ではなく 「シンカバウト」
2つの単語が連結してひとかたまりとなり、1つの単語のように発音されます。
最初の音読の後、どこがリンキングする音なのかを講師が教えてくれます。
私はその場でできるだけメモしていましたが、講師によってはチャットボックスにも入れてくれます。
もともとあまり意識できていなかったリンキングを、実践発音を受けてから気にするようになりました。
音読のときや、英語で歌を歌うときにも!
リンキングを意識して発音することで、よりネイティブに近い自然な英語に近づけられます!
また、その意識は、リスニングにも役立ちました。
聞き取れなかったときに、「リンキングされているのかも?」と気にして再度聞き、分かったこともあります。
あるとき、カナダで初めて会った先生が自己紹介をした際。
I'm 「ミザネット」
「ミザネット」先生??あまり聞いたことがない名前だけど・・合ってるかな
カナダで生活していると、色々なバックグラウンドの人がいて名前も色々。
名前を聞き取るのが難しいことは多々あります。
ミザネ、、ミザネット?先生・・・?どれも自信を持てないまま、2度目に会った際にひらめきました。
もしくはリンキングしている??
MISANETT ・・・"MS ANETTE"!! MSの"S"とANNETTEの"A"がリンキングしていた!!
Ms Anette !やっとわかった!
リンキングを意識したら聞き取れた例でした!
実践英語のレッスンに出てきたリンキングサウンド例はこんな感じです。
実践発音で出てきたリンキングサウンドの一例
at a 【ada】
and a 【an-da】
end of 【en-dov】
has a 【ha za】
than I 【tha-nai】
when I'm 【whe naim】
a lot of 【a-lo-dov】
same emotion 【sa-me-motion】
all in all 【a-lli-nall】
inside all of us 【insi-da-lo-vus】
on his 【on is H: dropping】
axes and 【axe-zan D: dripping】
上記のon his が on isの音になる"H: drorpping"など、音が聞こえなくなる「音の脱落」も教えてもらえました。
リンキングを教えてもらった後の音読では、音のつながりを意識して読みます。
最初は意識しすぎて不自然になったりしましたが、慣れてくるとより自然な英語に近づいてきました!
文章をノートに写し予習復習 → 貴重な発音ノートに
毎回レッスンの前に、その日の文章をすべてノートに書いていました。
時間を短縮するなら、プリントアウトでも良いと思います。
そのノートをレッスン中に以下の通り活用していました。
① 指摘された単語を〇で囲む
② 教えてもらったリンキングワードに波線を引く+書けたらリンキングの音も書く
③ ネイティブ音声でイントネーションがわかるところに上向きか下向きの矢印を書く
④ ネイティブ音声で区切りを感じたところに線を引く
⑤ 余白に先生からのアドバイスなどを書き込む
自分が指摘された発音は何か。
どういうときにリンキングされるのか、どういうイントネーションか。
どこでネイティブは一呼吸おくのか。
これらの情報が詰まった貴重なノートは、自分だけの貴重な発音教材になりました。
一部ですが、こんな感じで書いていました。
乱筆ですが(汗)雰囲気だけでもわかれば!
発音指摘は "opportunity"
last "ty" sounds more like "d" (最後のtyの音はもっとd に近い音)との指摘。
リンキングサウンドは、that you 【 tha-tyu】, take it 【ta-kit】,look at a 【loo-ka-ta】, billboard or 最後の音【dor】 など
1回のレッスンでの文章は、①~⑩まであります。
上記のノートでのレッスンでは、半分の①~⑤までで1単語の指摘でしたので、指摘は少なめのレッスンでした。
リンキングサウンドは多数ありました。
一方、下記は指摘の量が多めだったレッスン。
1~5の文章内に発音指摘は下記の6つ
young ("y"の音が×)
publication (tionは「ション」よりも"shin"の音)
whole ( holeと同じ音 )
earth ("ear"の部分が×)
catalog(lの音が×)
generation(tionは「ション」よりも"shin"の音、gena+ray+shinの3つのシラブルを意識すること)
リンキングサウンドはwhen I, 【whe-nai】 is an 【izan】 bibles of 【bible-zov】 boaught it 最後の音【tit】など
載せていない残りの文章も含めると、合計14個指摘のあったレッスンでした。
指摘箇所が多かったレッスンでは、改善点がたくさん見えて、とても充実感を感じられました。
イントネーションを学べた → 音読するときに意識できるように
抑揚の少ない日本語と違い、英語はイントネーションはとても大事です。
ネイティブ音声を聞き、どこが上り調子になり、どこが下がり調子になるのかわかるようにメモしました。
その後の音読では、イントネーションも意識して読みます。
実践発音のネイティブ音声は、教材のページから誰でも再生できるので、復習にも利用できて良かったです。
英語を話す口の筋トレに → 口が慣れて英語が出やすくなった
同じ文章を何度も読んだり、タイムトライアルで速く読んだりします。
口が筋肉痛になる?という感覚になるくらい、よく動かしました。
発音を意識して口を使った読もうとするので、なおさらいつも使わない筋肉を使っている感じがします。
続けていくと、口が英語を発することにだんだん慣れていき、受講していた時期は、口が慣れてスラスラ英語出てきやすいようになりました。
ネイティブキャンプ実践発音で注意したい点
「実践発音」は良いことばかり?注意点もある?
ここまで「実践発音」で得られた効果についてお伝えしてきましたが、受けてみて感じた注意点もあります。
ひとつずつご紹介していきます。
講師の力量による指摘の質・量の違い
実践発音においては、講師のあたりはずれが大きかったです。
良い講師に当たったときは、指摘も多く、アドバイスもたくさんもらえて勉強になりました。
逆に、全く指摘されずにひたすら褒められて終わったレッスンも何度かありました。
やはりネイティブ講師の方が、たくさん指摘してもらえる確率が高かったです。
もちろん、ノンネイティブ講師でも発音が上手で、たくさん指摘してくれる講師も多くいましたし、ネイティブでも指摘が少ない講師もいました。
それでも、やはりネイティブ講師のレッスンの方が、満足度が高い傾向はありました。
ネイティブキャンプは講師のプロフィールが詳細に書いてあり参考になるので、講師歴や海外での滞在経験などで、判断してみても良いと思います。
追加コストをかけたくなかった私は、8割方ノンネイティブ講師にお願いしました。
あたりはずれはあったものの、合計44レッスン受けて、十分に多くの効果を得られました。
たくさん受けて感じた効果ですが、1回や数回のみ試して一度も良い講師に当たらなかったら、あまり意味がなかったと感じるかもしれません。
一つ一つの発音を丁寧に教えてくれるわけではない
指摘された音は講師の後にリピートして、正しく音が出せるまで何度か一緒に練習しますが、さらっと次に進みます。
1回のレッスンの中に、リンキングの音もたくさん出てきて、進出単語もたくさんあります。
一つずつの音の発声方法を丁寧にやりたいなら、違う発音コース、あるいはマンツーマンの発音コーチングなどを受けた方が良いかもしれません。
ネイティブキャンプの場合、「実践発音」以外にの発音コースもあります。
記事作成時点で、他には以下のラインナップがありました。
・発音トレーニング 基礎 アメリカ英語 (母音と子音の発声方法を学ぶ)
・発音トレーニング 発展 アメリカ英語 (音の変化・アクセント・イントネーションを学ぶ)
・発音トレーニング 実践 アメリカ英語 (基礎・発展をもとに音読やシャドーイングで実践練習)
・イギリス英語発音 (イギリス特有の発音を学ぶ)
「実践発音」で何度か指摘されたされた音を、「発音トレーニング基礎」で練習するのも良いと思います。
ネイティブキャンプはレッスン受け放題なので、他のコースとの併用も気軽にできます!
発音を改善するには復習と自主練習は必須
「実践発音」では指摘されたやリンキングを練習できますが、弱点を克服するためには、その後の自主練習は必須だと感じました。
レッスンを一度受けて終わっていては、弱点を「知る」だけで、「改善できる」までには至りません。
改善するためには、その後の行動が必要です。
指摘された音を練習する方法は、私個人的にはレッスンよりも、YouTube動画が合っていしました。
その音の出し方を、動画で口の動きを目で見て確かめながら、何度でも戻して繰り返し見ながら練習できるのが良かったです。
ネイティブキャンプの「レッスン受け放題」という利点を生かして、指摘が多かったレッスンに何度も挑戦するのも良い練習になると思います!
おわりに:低コストで発音強化に取り組むなら実践発音を試してほしい!
44レッスン受けた私には実際に効果を感じられました。
ネイティブキャンプは7日間の無料体験レッスンも行っています。
発音強化に興味があるならぜひ数回試してみてください。
良い講師に巡り合えたら、1回だけのレッスンでもたくさんの効果が得られますよ。
私の体験が、どなたかの参考になれば嬉しいです!
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